出勤途中の悲喜こもごも
あー憂鬱だなーと
出勤電車を待ってたのよ
そしたらホームの方へ改札から来た二人組の壮年のおじさん二人組
二人ともキャリーケースにカバン二つの多めの荷物
「あー出張かな?こんな田舎に大変なこって」
と別に気にも留めずスマホでもいじろうかなぁと思ってた
「いやぁね。入った時はこんな会社すぐ辞めてやる!って息巻いててね」
一人のおじさんがもう一人に言ってるのが聞こえてきた
ホームは静かだったからそのおじさんの声だけなんとなーく聞こえる
そんな感じ
「当時のセンター長がね。俺の事やけに可愛がってくれてさ。いやぁあっという間だったねぇ」
「本当ねえ」
おじさん二人組はどうやら今日定年なり、なんなりわからないけど勤め先を勤め上げて帰路に着くとこだったみたい
二人とも柔和ないい顔しててね
そりゃなんも知らんけどさ
少なくとも悪い会社じゃなかろうし
なんだったら良い会社なんじゃないかなあ
フラフラしてる俺も今の会社は今までの人生で1番続いてる
自分に能力がありゃ身の振り考えたりするのも楽しいだろうけど
そんな能力もないしね(笑)
とにかくその二人がなんとなく羨ましくてね
片田舎の駅のホームで
ひっそりと缶コーヒーでも飲みながら
会社から引き上げた荷物抱えて
家路について我が家を目指すMr.ウー
いやぁ最高だな
よーし
だいぶ先だけどその日目指して頑張るぞ💪